スーパーコンピューティングシステム 一式
基本情報
- 調達機関および所在地
- 復興庁 (宮城県)
- 公示日
- 2000年03月06日
- 公示の種類
- 資料提供招請に関する公表
- 機関名詳細および所在地詳細
- 東北大学事務局長 伊藤 博之
詳細情報
次のとおり物品の導入を予定していますので、当該導入に関して資料等の提
供を招請します。
平成 12 年3月6日
東北大学事務局長 伊藤 博之
◎調達機関番号 023 ◎所在地番号 04
○第 55 号
1 調達内容
(1) 品目分類番号 14
(2) 導入計画物品及び数量
スーパーコンピューティングシステム 一式
(3) 調達方法 借入
(4) 導入目的
東北大学金属材料研究所(以下、本研究所)は、21世紀の高度情報化
社会で要求される新しい材料科学の学問体系を確立し、物質・材料、エネルギ
ー、半導体デバイス、宇宙、バイオ等の科学技術の基幹分野の発展に大きく寄
与することを目的として日夜研究に励んでいる。このため、本研究所において
は従来の実験的研究に加えてシミュレーション研究を融合した新しい材料研究
体制の実現を目指して、平成2年度には合金設計制御工学研究部門をシミュレ
ーション専門の部門として新発足させ、さらに平成8年度には新素材開発施設
を抜本的に改組して新素材設計開発施設とした。平成5年度に導入された現シ
ステム(HITAC S3800/380)を使用して、現在までに超微粒子
、半導体表面、誘電体を含む様々な系の電子的特性、反応性及び動的挙動、磁
性体薄膜の磁気特性、合金相図などに関す
る第一原理計算および近似計算、高温超伝導体の磁気的フラストレーショ
ンやトンネル接合系のクーロンブロッケード効果などに関する量子力学的計算
、金属間化合物の機械的強度などに関する大規模分子動力学計算、結晶成長、
熱流体系、光磁気記録材料、高分子溶液系などに関するモンテカルロシミュレ
ーションを行い、多大の研究成果を挙げてきている。
材料設計シミュレーションでは、三次元数値積分、大規模行列の固有値
問題、高速フーリエ変換(FFT)、時間発展方程式の数値積分、乱数の発生
等の種々の数値計算技法を駆使するので、これらの大規模計算が特段の高速性
能で行えると同時に膨大な主記憶容量を必要とすることはいうまでもない。平
成5年度に導入された現有機(総合演算性能24GFLOPS、主記憶容量2
GB、拡張記憶容量14GB)は現在24時間の終日運転を行っているにもか
かわらず、常に90%以上の高い利用率が続いていて大変混雑している状態で
ある。また、本研究所が独自に開発中の材料データベース「KIND」構築の
ための基本環境を継続的に整備していくことも重要な課題である。スーパーコ
ンピューターで出力された膨大なデータをビジュアライズするための大規模な
可視化装置も日夜フル稼働し続けている。
既に、スーパーコンピューターは理学と工学を統合して有用材料を研究
する本研究所に必要不可欠な重要研究機器となっており、今後とも他研究所で
は行えない高度で世界一流の研究レベルを保持し続けるためには、常に最高速
の計算機資源を確保し、最先端の研究開発を所内外の共同研究者とともに有機
的に充実発展させていかなければならない。こうして、さらに高度な科学技術
研究、研究教育環境を実現するために、HITAC S3800/380を中
心とする現有スーパーコンピューティングシステムを最新システムに更新する
ことを計画するものである。
(5) 導入予定時期
平成12年度第4・四半期以降
(6) 調達に必要とされる基本的な要求要件
A 現在本研究所では、3台のベクトル演算装置からなるベクトル型スー
パーコンピューターシステムHITAC S3800/380を使用している
。1台の演算装置の性能は8GFLOPSであり総合演算性能は24GFLO
PSである。今回導入するシステムの総合演算性能は現行の30倍以上とする
。
B 1台のノード(共有メモリーとしての主記憶装置とそれに高速に結合
された複数の演算装置の組)における演算性能は64ビット浮動小数点演算で
8GFLOPS以上であり、主記憶容量8GB以上であること。主記憶装置の
総記憶容量は512GB以上であること、およびその一部を拡張記憶装置とし
て使用できること。複数のノードから総合演算性能を実現する場合、ノード間
のデータ転送速度は1GB/秒以上であること。
C スーパーコンピューターに接続する磁気ディスク装置の容量はオペレ
ーティングシステムを含めて6TB以上であり、高性能・高信頼性を有するこ
と。
D 高水準の自動ベクトル化機能を持つFORTRAN言語を有し、プロ
グラムのデバッグおよびベクトル化チューニング機能を有すること。また、シ
ステム構成に対応した高性能の並列化機能を提供すること。
E スーパーコンピューター本体は、フロントエンド部とバックエンド部
の二つの部分に分かれており、これらが同一仕様で独立の二つのオペレーティ
ングシステムによって管理されていること。この機能は独立な2台のコンピュ
ーターによって実現しても良い。オペレーティングシステムはUNIXに準拠
しており、ネットワークアーキテクチャはTCP/IPに準拠していることが
必要である。
F 現行のプログラム資産が有効に利用でき、並列処理を伴う大規模数値
計算に必要なライブラリーが提供できること。
G 高速画像処理機能を有すること。
H スーパーコンピューター、3次元グラフィック用高速ワークステーシ
ョン、可視化支援ワークステーション、インターネットサーバー、アプリケー
ション用ワークステーション、3次元CAD用ワークステーション、データベ
ースサーバー、材料設計支援ワークステーション、材料設計支援端末クライア
ント、ファイルサーバー、動画像編集システムやプリンター等の入出力装置、
高速・高信頼性ネットワークシステム等を有機的に結合し、運用とシステムの
管理が一元的にできること。
I ハードウェアは障害対策を充分に行い、長時間計算が安定して実行で
きる環境であること。また自動運転機能を有すること。
J システムの運用に必要な特殊な冷却装置や空調設備を含むこと。
K 常駐保守体制およびその他の迅速な支援体制が整っていること。
L 消費電力は600KVA以下で、設備面積、設置形状、対床面積荷重
のそれぞれが現有の施設、設備に収容できること。
M 性能評価試験の概要
a 性能評価のために行うベンチマーク・テストの概要は導入説明書に
示す。
N 総合評価の概要
a 落札方式は、価格および性能・機能等の総合評価による。総合評価
の概要は導入説明書に示す。
2 資料及びコメントの提供方法 上記1(2)の物品に関する一般的な参考
資料及び同(6)の要求要件等に関するコメント並びに提供可能なライブラリ
ーに関する資料等の提供を招請する。
(1) 資料等の提供期限 平成12年4月17日 (2000年4月17日)17時00分(郵送の場
合は必着のこと。)
(2) 提供先 〒980―8577仙台市青葉区片平2―1―1 📍 東北
大学経理部経理課専門職員 小野寺軍寿 電話022―217―4895
3 説明書の交付 本公表に基づき応募する供給者に対して導入説明書を交付
する。
(1) 交付期間 平成12年3月6日 (2000年3月6日)から平成12年4月17日 (2000年4月17日)まで。
(2) 交付場所 上記2(2)に同じ。
4 説明会の開催 本公表に基づく導入説明会を開催する。
(1) 開催日時 平成12年3月13日 (2000年3月13日)15時00分
(2) 開催場所 東北大学金属材料研究所視聴覚室
5 その他 この導入計画の詳細は導入説明書による。なお、本公表内容は予
定であり、変更することがあり得る。